ひざ上の太もも、女性の顔、男性のヒゲは深い毛なので、脱毛が難しい部位です。こうした深い毛に届く脱毛レーザーが必要です。それで一言で医療脱毛といっても、「脱毛が終わる(完了する)」ものと、「脱毛が終わらない」ものに分かれます。

どこを破壊したら二度と生えてこない「いわゆる永久脱毛」できるのか?というと、

毛の上3分の1から下の毛乳頭までを破壊すると、いわゆる永久脱毛ができます。つまりレーザーがそこまで届かないと脱毛できません。例えば女性の顔・太もも、男性のヒゲの毛は根深いんです。

医療脱毛でも機器により届く範囲がことなります

ひとことで「医療脱毛」といっても、さまざまな機器(レーザー)があります。レーザーごとに特徴(波長の違い)があり、脱毛レーザーの届く範囲が異なります。アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーがありますが、それぞれ届く範囲は下の図のようになります。

レーザーの波長の数値が大きいほど深く届きます。男性のヒゲ、女性の顔、太ももの太い毛は深いから、そこまで届くダイオードレーザー(810nm)が必要です。日本でおおそらく一番普及している医療レーザー脱毛機のアレキサンドライトレーザー(755nm)では深い毛まで届かず、脱毛できません。
ヤグレーザー(1064nm)は届きますが、塗る麻酔クリームやテープでは激痛で我慢できず、注射や点滴をするクリニックもあるほどなので、一般的な脱毛には使われていないようです。茶アザの上に生えている毛などの特別な脱毛は使われています。

なぜかというとヤグレーザーはアレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーに比べて、メラニンに反応しにくいので、ちゃんと脱毛をしようとすると、出力を凄く強くしないといけないからです。だから痛いし、深いところの火傷を起こしやすいのです。

また新型の脱毛機ライトシェア・クアトロにはダイオードレーザーでもヤグレーザーのように長い新波長(1060nm)が付いています。つまりヤグレーザーよりメラニンによく反応して、しかも深いところまで届く波長のレーザーが付いています。これで年中日焼けする方でも脱毛できるし、色が濃い肌の脱毛も痛みが減りました